第2章 – 7日目 – 人体の働きと医薬品 4 脳や神経系の働き
第2章 - 7日目 - 人体の働きと医薬品 4 脳や神経系の働き
体内の情報伝達の大半を担う組織として、神経細胞が連なった神経系があります。神経細胞の細胞体から伸びる細長い突起(軸索)を神経線維といいます。
身体の個々の組織は刺激によって反射的に動くことが出来ます、実際の人間の身体は個々の部位が単独で動いているものではなく総合的に制御されており、このような制御する部分を中枢といい、一方、中枢によって制御される部分を末梢と呼びます。中枢は末梢からの刺激を受け取って統合し、それらに反応して興奮を起こし、末梢へ刺激を送り出すことで、末梢での動きを発生させ、人間の身体を制御しています。したがって、神経系もその働きにより、中枢神経系と末梢神経系とに大別されます。