第3章 – 3日目 – 眠気を促す薬と防ぐ薬
はっきりした原因がなくても、日常生活における人間関係のストレスや生活環境の変化等の様々な要因によって自律神経系のバランスが崩れ、寝つきが悪い、眠りが浅い、いらいら感、緊張感、精神興奮、精神不安といった精神神経症状を生じることがある。また、それらの症状のために十分な休息が取れず、疲労倦怠感、寝不足感、頭重等の身体症状を伴う場合もあります。
催眠鎮静薬とは、そのような症状が生じたときに睡眠を促したり、精神の昂かぶりを鎮めたりすることを目的に使用される医薬品です。